「初詣について」も、最終回です。
お社の前で、神様にお願いをして、お社の前から離れる時は、
お社の中心(正中)から遠い足から一歩を踏み出します。
なるべくであれば、賢き方には足をむけたくないので、左足からです。
そして、お社をあとにし、ここでやっと、社務所に寄って、新しい年のために、御札を買ったり、ご朱印をいただいたり、御守りを買ったりと、思い思いに過ごしましょう。
ちなみに、神様のお札や、神棚、注連縄、四垂は、大晦日に神社でお焚きあげをお願いし、新年のために新しく買い揃えるのが、神道の考え方です。
神様が、これらの道具を使って一年かけて「邪気や穢れ」を吸いとってくださるので、
邪気や穢れをたくさん吸いとったこれらの道具を、
感謝と共に火でお焚きあげすると、
「邪気や穢れ」が煙となって天に登り浄化し、火花となって散って浄化し、原型を残さず灰になって浄化していくと考えられています。
そして、新しく揃えたお札、注連縄等をお祭りし、神様を迎える準備をします。
最後に、神社から帰るために、また鳥居を通るわけですが、
また、鳥居の前で、鳥居の上の龍神様に向かって、感謝のために一礼をし、
鳥居をくぐったら、振り返り、
神様、そして、神様のアンテナになっている神社全体に向けて一礼をし、
正中から遠い足から一歩を踏み出し、帰路につきます。
以上となりますが、
神社によって作法が違うので、
かしわ手の打ち方や、一礼の仕方等は、敢えてアップしませんでした。
それでは、よいお年をお迎えくださいませ。