おしらせ

EBウィルス(昨日12月16日の記事を加筆訂正)

昨日、ネットニュースにて、私自身はよく知っている「EBウィルス」という活字が目に飛び込んできました。

とても素晴らしい方が、EBウィルスを起因とする病で亡くなられたニュースでした。

私が何故、この「EBウィルス」を知っているかと申しますと、3年前に、私自身が「EBウィルス」を起因とする高熱から肝機能障害を発症したからです(現在、肝機能障害はある程度回復しています)。

私は医学の専門家ではないので、少ない知識しかありませんが、
皆様にお伝えしたいことがあり、ブログにアップすることにしました。

以下、私のケースを公表します。

[1]2012年7月初旬
【喉(のど)の扁桃腺が腫れ、39度以上の高熱が出て、強い倦怠感が生じる】

この時点では、ほとんどの方が、「風邪」との診断を受けるでしょう。
私も一軒目の病院(行きつけ病院の主治医)で、「風邪」の診断を受け、解熱剤等の薬を処方されました。

[2]高熱が出続けて7日目
【喉の扁桃腺の腫れが続き、扁桃腺の場所に”白い苔が付いたような膿が”出て、高熱が1週間経過しても下がらず、強い倦怠感が続く】

皆様にお伝えしたいのは、この時期のポイントです。

”白い苔が付いたような膿”が出るのが、EBウィルスを起因とする喉の扁桃腺の腫れとして、非常に特徴的な症状です。

”白い苔が付いたような膿”が喉の扁桃腺にあらわれた時は、EBウィルスを疑い、血液検査を受けることを強くお勧めします。

検査結果が出るまで、時間はかかりますが(専門機関での検査となり、大病院で検査をしても1週間かかる事が多いです)、陰性か陽性かの結果が必ず出て、それに基づいた正しい治療を受けられるようになります。

私の場合は、この時点で、どんな薬を服用しても熱が下がらないのを不安に思い、セカンドオピニオンで二軒目の病院(大病院)へ急患で行きました。

診断結果は、担当医師が私の喉の扁桃腺の”白い苔が付いたような膿”を目視したのにもかかわらず、「咽頭炎」。
急を要する症状ではないとの判断で、自宅で熱が下がるまで過ごすようにとのことでした。
ただ、「咽頭炎」なので、急激に喉の扁桃腺が今以上に腫れて、その腫れが気道を塞ぎ、呼吸困難になることがあるので、その場合には、救急車を呼ぶようにと言われ、高熱のまま、心細い気持ちで帰宅したことを覚えています。

実際の所、
①霊能力者は「自分の事はわからない」のです。
この世には学びのために来ているので、「全てがわかる」のであれば、学ぶ必要はありません。わからないから、学びとしてこの世に来るのです。

②人間として生を受けた以上、まずは人間として現実的に生き、現実的で物理的な対処で努力をするのが基本

上記の理由から、どんな方でも人間であれば、病気になったらまず病院へ行き、現実的な対処でできるだけのことを行うのがスピリチュアリズムでは基本となります。

[3]高熱が出続けて9日目
【喉の扁桃腺の腫れ、白い苔のような膿、高熱が続き、それに加えて、リンパ(特にあごの下の首もと)がおたふく風邪のように腫れ、強い倦怠感が続く】

あまりにも辛かったので、三軒目の病院として、耳鼻咽喉科にも行きました。
やはり、「咽頭炎」との診断で、薬を処方されました。

[4]高熱が出続けて10日目
【喉の扁桃腺の腫れ、白い苔のような膿、高熱が続き、リンパ(特にあごの下の首もと)がおたふく風邪のように腫れ続け、強い倦怠感が続き、肝機能が低下し、脾臓が腫れる】

もともとの持病もあったので、[1]で行った病院に改めて行きました。
そうしました所、【喉の扁桃腺が腫れ、白い苔のような膿が出て、高熱が続き、リンパが腫れている】という症状のポイントを確認した主治医の先生が「これは、EBウィルスかもしれない」と突然おっしゃり、下手をすると命取りだからと、すぐに虎の門病院を紹介してくださいました。
紹介状を持って急患で虎の門病院で受診し、血液検査を受け、絶対安静として、そのまま入院することになりました(2012年8月初旬に退院)。

[5]高熱が出続けて20日目
【喉の扁桃腺の腫れが引き、白い苔のような膿が消え、熱が下がるが、リンパ(特にあごの下の首もと)の腫れは残り、強い倦怠感が続き、肝機能が低下し続け、脾臓が腫れ続ける】

喉の扁桃腺の腫れは引き、熱も下がりました。
しかし、それ以外の症状は依然と続いていました。
担当医曰く、「一度発症したら、重症化しない人でも3週間近く38度以上の熱が続くので、内臓関係はぼろぼろになる方が多く、全てが回復するまで3年かかる方もいらっしゃる」とのことでした。

[6]発症してから1ヶ月目
【リンパ(特にあごの下の首もと)の腫れは引いたが、強い倦怠感が続き、肝機能が低下し続け、脾臓が腫れ続ける】

[7]発症してから6ヶ月目
【肝機能低下は改善され、脾臓の腫れが引いたが、強い倦怠感が続く】

[8]発症してから3年以上経過、現在まで
【強い倦怠感は残る】

以上が、私の経過でした。

この「EBウィスルス」は、日本では、成人男女の約7割が幼少期に親子間で感染し、
成人男女の約9割が20代で感染済みとなる、非常に身近なウィルスです。

幼少期の親子感染の理由は、親が小さな子どもに食事を与える時に、親の口の中で食べ物を咀嚼してから与えたり、親が使ったスプーンをそのまま洗浄せず子どもに使わせたりした時等に感染の可能性があると言われています。

そして、成人してからこの「EBウィルス」を起因とした病が発症する理由は大きく分けて二つあり、

①幼少期頃に親子間感染で既に感染し、成人後改めて再活性化/非常にきわめて稀なケースのようです。

②成人後、初感染/これも非常にきわめて稀なケースのようです。
上記にも記載しましたが、日本では成人男女の約9割が既に感染しているので、残りの1割に満たない方々が対象となります。

私の場合は、血液検査の結果、上記の①のケースでした。

そして、EBウィルスが、最も恐ろしいのは、初感染でも、再活性化でも、EBウィルスが持続的に再活性を続ける時があることです。

その結果、重症化してしまうと免疫制御不能となり、悪性リンパ腫や多臓器不全等、命に関わる病に発展する危険性があるといわれています。

重症化してしまうか否かの判断の分かれ道は、「高熱が3週間以上続くか続かないか」とも言われています。

高熱が3週間以上続いてしまうと、重症化の可能性が高いと言うことです。

だからこそ、私も緊急入院となりましたし、同じく3年ほど前、ある有名人の方がEBウィルス感染症で緊急入院をされたのも、重症化の可能性を鑑みたことからでしょう。

ただ、当時この有名人の方のニュースでは、病の原因を軽々しく揶揄をされたものとして報道されていたので、記憶に残っている方も多いかもしれません。

しかし、このEBウィルス感染症は、日本にておいて成人してから発症する場合は、
上記①の【幼少期頃に親子間感染で既に感染し、成人後改めて再活性化】の可能性の方が高い病なので、
発症した方を揶揄するとは、あってはならないことなのです。

特に【幼少期頃に親子間感染で既に感染し、成人後改めて再活性化】する場合の再活性化の主たる原因は不明とされながら、その中で可能性としてみられているのが、極度の肉体疲労や、体力の低下なのです。

そして、重症化してしまうと、命の危険が伴う病です。

私のように重症化しなくても、肝機能の低下と脾臓の腫れは合併症で発症し、落ち着くまでに時間がかかりましたし、未だに強い倦怠感は改善しません。

最後にもう一度お伝えします。

38.3度以上の高熱が続き、喉が腫れ、喉の扁桃腺に”白い苔が付いたような膿が”出て、強い倦怠感が続いた時は、どうか、EBウィルス感染症を疑い、血液検査等、対処をされることを強くお勧めします。