お待たせいたしました。
菅原道真公③です。
そもそも正史によると、5世紀以前には、
日本には文字は無く、6世紀に中国より漢字の文化が入ってきて、それまでの音に同じ意味の漢字があてはめられたお話は、
2015年12月30日のブログ「初詣について③」でお話ししましたね。
日本語の音には、【偶然ではなく】、意味の繋がりがあります。
さて。
出雲大社の御本殿(御正殿)の真後ろに、
素鵞社(そがのやしろ)があります。
御祭神はスサノオノミコトです。
素鵞社の後ろには、御神体とも噂される八雲山。
八雲山には須我神社(スサノオノミコトがこの日本に初めて建てた宮殿)の奥宮があり、
昔から総氏神として、須賀の地元の方々の深い信仰を集めてきました。
出雲大社は、
その八雲山を背に、素鵞社、御正殿と、一列に並んでいます。
一般の方は余りご存知ないかもしれませんが、
出雲の地元の方々は、まず、素鵞社にお詣りをしてから、御本殿をお詣りするようです。
スサノオノミコトは大国主の父親ですし、素晴らしい治世を行った方なので、
地元の方々が敬い、大国主よりも先に参拝するのもうなずけます。
しかし、素鵞社は小さい御社ながら、
出雲大社御本殿よりも、御神体とも言われている八雲山に近く鎮座しています。
これは何を意味するのか、、、、
このお話を掘り下げると、菅原道真公のお話に行き着くまで何ヵ月もかかってしまうので、
菅原道真公の連載が終わってからにしますね(笑)
お気づきのように、
須我、須賀。
これは【すが】です。
そして、菅原道真公も、【すが】から始まる名前です。
そして、
【すが】の音は、昔から【そが】の音とも同じ意味とされてきました。
ですので、素鵞社(そがのやしろ)は、【すがのやしろ】とも読むことができます。
ここにもスサノオノミコトと菅原道真公との【偶然ではない】繋がりがあるのです。
余談ですが、
【そが】と言えば【蘇我氏】がいますね。
正史によるとスサノオノミコトと繋がる物部氏を滅ぼした相手です。
その政敵とも言える蘇我氏と同じ音で【そがのやしろ】。
これも【偶然ではない】意味があります。
このお話も、菅原道真公の連載が終わってから、お話ししますね。
長くなるので(笑)
菅原道真公④に続く