それによる弊害が生まれない為にも、本当のスピリチュアリズムを知っていただきたいと、心から願います。
スピリチュアリズムは
「愛の教科書」
今まで、「宗教」や、「親の教え」、「一般常識」が、生きる上での教科書であり、そこから外れてはいけない、と闇雲に善人になる為に生きていた人ほど、スピリチュアリズムを知ると救われる反面、「盲信」し、新しい人生の教科書にしてしまい、今度はスピリチュアリズムから外れて生きてはいけないと、スピリチュアリズムを誤解し、更に善人、聖人君子にならなければならないと、努力し、結果、苦しんでしまう。私はスピリチュアリズムを知ってからこの39年間、こういった人々をたくさん知っています。
本来のスピリチュアリズムは、人生の教科書といった、堅苦しい物ではありません。敢えて言えば、「愛」の教科書でしょうか。
今の世の中、本物の愛を知らない人がとても多く、だからこそ自分の愛し方も分からない、でも本能的に愛を欲し、異性を大事にしすぎて裏切られたり、又、自らが望まない道に進んで苦しまれている方、子供の愛し方が分からない親御さんの方々などに、是非、参考にしていただきたいスピリチュアリズム。
世の中に出回っているスピリチュアリズムの本は、実は一貫して同じ内容です。どの本も伝えたい事は、「愛」、ただそれだけだと、私は思います。数学の教科書や、国語の教科書が、様々な描き方で出版されているのと同じでしょうか。
ですから、1冊の本だけを鵜呑みになされるのではなく、色々な本を手にされ、ご自身が一番わかりやすい本は何か、自分の心に尋ねつつ、ご自身の為にお探しになって下さい。スピリチュアリズムは、決して厳しい教えではありません。ただ、「愛」、それだけを伝えていると私は思います。
人は愛される事で、愛する事を学びます。正しい愛を知る事で、自分の愛し方、結果自然に他人の愛し方を知ります。その人それぞれの愛を、その人それぞれの形で表現する。それぞれの命の使い方、それが「使命」の意味だと私は思います。聖人君子にならなくて良いのです。無理しなくて良いのです。